妊娠中の旅行について

今日は風が強い仙台でございます。
まだまだ寒いですが、少しずつ暖かい時間帯が長くなってまいりました。

さて
これからのシーズン、旅行について質問されることが増えるので少々書いておきましょう。

いわゆる「つわり」「悪阻」と呼ばれる症状が落ち着く妊娠16週ごろ以降はだいぶ過ごしやすくなりますね。これが「安定期」でございます。
流産しにくい時期、多少無理して動いても大丈夫な時期、と勘違いされてしまうことがしばしばあるようですが、ちょっと違います。妊娠初期の悪阻症状は個人差がありますが、気持ち悪くて食欲がない、起きてるだけでもしんどい、仕事いくのも億劫、外出なんてもってのほかという感じの方も少なくないと思います。妊娠16週ごろになると、胎盤がある程度できあがるために、嘔気などの不快な症状が軽くなることが多いです。これを「安定期」と呼びます。

気分転換に外出、さらにはちょっとした旅行に出かけるのもよいでしょう。
いつ頃までが旅行に適した時期なのか、という質問を受けることがあります。
一般的には妊娠30週頃までがよいと思います。


気を付けていただきたいことをいくつか書いておきますので参考にしていただければ幸いです。

以下、切迫流産や切迫早産などをはじめ医師から許可されない場合はもちろん除きます。

・ゆとりをもった旅行計画を立てましょう。
・GWやお盆、年末年始などの混雑ピーク時を避けて計画することもお勧めです。
・旅行直前に出血などトラブルが起きて急遽キャンセルとなることも想定して計画しましょう。
・旅行中に体調がすぐれない場合は速やかに産婦人科を受診したり医師に相談しましょう。
特に海外では、すぐ受診できる環境はなかなかありません。国によっては莫大な医療費が請求される場合もあります。事前に旅行中の医療サービスについては十分確認をしておきましょう。
・移動後はすぐに次の行動に移らず、水分補給や休憩をとりましょう。
・夫やパートナーの実家へ里帰りするときは、お互いに気を遣う場面が多くなりがちです。
横になって休むことなどとても難しいと思いますが、夫やパートナーに工夫してもらい
休めるように配慮してもらいましょう。
・長時間の歩行、長い階段や坂道の移動はできるだけ避けましょう。
・移動距離が長い場合はもちろん、途中で十分な休憩を取りましょう。
・自家用車や電車などでは、同じ姿勢で長時間過ごすと下肢静脈血栓症を生じるリスクが高くなるので
ときどき立ち上がることを忘れずに。足をくねくね動かすなども有効です。
・腰痛の予防のためいつも正しい姿勢を意識して過ごしましょう。
・飛行機の搭乗は妊娠36週頃までは可。ただし航空会社により診断書提出を求められることがある
・飛行機の座席の配慮をしてもらうために搭乗手続きは早めに済ませましょう。
・トイレはぜったいに我慢してはいけません。
・トイレに通わないように水分を摂らないのはもってのほかです。

T'sでは妊婦さんそれぞれに対応したお答えをしております。

2019年03月27日